身体と対話する整体コラム Vol.14
「深呼吸しようとしてもうまくできない」「吸うと肩が上がってしまう」 こうしたお悩みを持つ方はとても多いです。
呼吸が浅くなると、疲労感や肩こり、不安感につながりやすくなります。しかし、呼吸は筋トレのように頑張って鍛えるものではありません。
大切なのは、呼吸を邪魔している体の緊張をゆるめることです。
1. あなたの呼吸は大丈夫?簡単セルフチェック
まずは現在の呼吸の状態を確認してみましょう。

- チェック①:胸の動き 胸の真ん中に手を当てて呼吸したとき、胸が動かない、または肩が一緒に上がっていませんか?
- チェック②:肋骨の広がり 脇腹に手を当てて息を吸ったとき、肋骨が左右に広がる感覚はありますか?
- チェック③:息を吐き切れるか ゆっくり息を吐いたとき、途中で止まったり、苦しくなったりしませんか?
これらに当てはまる場合、胸・肋骨・首・背中・お腹のどこかが緊張で固くなっている可能性があります。
2. 呼吸が深くなる体のゆるめ方(3ステップ)
強く伸ばそうとせず、気持ちいい範囲でリラックスして行ってください。
- ステップ①:吐く息を長くする(吸う:吐く=1:2) 鼻から軽く吸い、口から細く長く吐きます。しっかり吐けるようになると、自然に吸いやすくなります。
- ステップ②:胸の前をさすってゆるめる 鎖骨の下あたりに手を当て、優しく撫でるようにほぐします。胸がゆるむと肋骨が動きやすくなります。
- ステップ③:背中に息を入れるイメージを持つ 「背中側がふんわり広がる」ようなイメージで呼吸します。これだけで呼吸が一段と深くなります。
まとめ:頑張るのをやめると、呼吸は深くなる
呼吸が浅い人ほど、深呼吸を頑張ろうとして逆に力が入ってしまいがちです。
大切なのは**「伸ばすより、ゆるめる」「吸うより、吐く」「頑張るより、感じる」**こと。呼吸は努力で増やすものではなく、体が整った結果として自然に深くなるものです。
まずは今日、吐く息を少し長くすることから始めてみませんか?
当院では、呼吸や姿勢、自律神経の状態を整え、体が自然に回復できる状態へ導く施術を行っています。呼吸の浅さが気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
今後も関連記事として呼吸法などについてもご紹介していく予定です。
昨今ではネット上でも多くの呼吸法が紹介されていますが、それらの呼吸法も本来は呼吸に関連する筋肉や関節を十分に緩めてから行うことで本来の目的に即すものとなります。まずは今回の記事を参考にご自身の呼吸を感じるところからスタートしてみて下さい。
▼おすすめ関連記事
- 【Vol.9】 気づくと、息が浅くなっていませんか?
- 【Vol.10】姿勢と呼吸の深い関係|「横隔膜」がサボると、体はどうなる?
- 【Vol.11】肩こりは「呼吸の浅さ」から始まる|首肩が疲れる本当の理由